2007年4月19日木曜日

国際結婚

リッチモンドの駅まで行ったら、既にロンドンで待っているティムちゃんから電話がかかってきました。
「もう電車に乗った?」と聞くので正直に「ううん、これから」
お昼を一緒に食べようと思っていたマーティーンが来られなくなったって。
幼稚園から電話がかかってきて娘のアメリーちゃんに熱があるそう。
残念だけれど、また今度です。
じゃあ、二人で和食?
でも昨日も和食だったし、明日も和食だもんねぇ。
3日も続けて和食のランチもどうかというので、結局ティムちゃんがリッチモンドに戻ってきて、お気に入りのOrigin Asiaに行くことにしました。
リッチモンドの駅の横にドン・フェルナンドというスパニッシュがあるのでそこでフィーノを飲みながらのんびり待つことにしました。
多分30分くらいで来るかな?
Origin Asiaはリッチモンドの駅から植物園で有名なキューにむかって徒歩3分くらいです。
ティムちゃんがカレーが大好きなので月に数回は訪れるレストランです。
私はそれほどではないけれど、彼はここ以外に行くレストランも入れると週に2回は最低カレーを食べています。
新婚旅行中にもカレーが食べたいと言い続けたので、怒った私は「インド人と結婚してインドに旅行に行けば?」と怒鳴り散らした経験があります。
日本人と付き合ったことの無いイギリス人は、日本女性はみんな芸者のように従順だと信じていますが、日本人と結婚しているイギリス人はみんな「僕の奥さんは日本人の仮面を被ったアルゼンティーナだ」といいます。
情熱的に喧嘩もするし、家事は全く出来ないし、なんでも命令するし、ご機嫌を取るのは大変です。
いつイメージの方が間違っていることに気が付くのでしょう?
まあ紳士なイギリス人の男性にはぴったりかもしれません。
私のお友達の一人は「たまには掃除くらいすれば?」とだんな様から言われたことに腹を立てて「こんなつまらない家なんて掃除をするのは私の時間の無駄、建替えてちょうだい!おまけに天気も悪くて気が滅入るからサイテーの気分!あなたなんかと結婚するんじゃあなかった」と言い放って、小さいながらも南仏に自分用のアパートを買ってもらったツワモノです。
ハンドバッグひとつで「ちょっとリヴィエラまで」なんてカッコイイ。
話が随分それてしまいましたが、レストランに戻ります。


ここは最近シェフが代わったばかり。
以前のシェフはとても腕がよかったのですが、家族がインドから来ることになったので、家賃の安いリバプールへと引っ越してしまいました。
単身でロンドンにやって来て、身辺が落ち着いてから家族のヴィザを申請、1-2年後に家族が渡英、そんな人たちがレストラン業界には多いそうです。
「イギリス人と結婚すれば?」
と冗談で聞いてみたことがありますが、イギリス人は、というより他国人と結婚することには抵抗のある人たちが多いみたい。
何でイヤなの?と聞いてみたら、家では自分の文化を保ちたいそう。
食べ物とか言葉とか、これだけは譲れない、というものがあると国際結婚は難しそう。
優柔不断な私にはピッタリなんだけれど、人は色々。
あ、カレーはまあまあでした。
トマトの味が強すぎたことと、ライスのスパイスにクミンが多すぎたことは指摘しておいたので次回に期待です。

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