2007年9月21日金曜日

プレミアリーグ


イギリスで有名なスポーツはたくさんありますが、最も経済に関係あるのはフットボールです。
新聞やテレビ、インターネットなどのマスメディアでもフットボール関連はよくトップニュースとして取り扱われます。
イギリスのフットボールの最高峰が「プレミアリーグ」です。
昨日から話題は勿論チェルシーのマリニオ監督退陣です。
以前からオーナーとの仲が取りざたされていましたが、今季の成績も掛けているお金の割にはパットしません。
それもあってニュースのバックグラウンドの写真はガラガラのスタジアム。

最近イギリスではフットボールのチケットを手に入れる方法がどんどん変わってきました。
昔はシーズンチケットか、電話で見たい試合のチケットを買うかしかありませんでした。
でも今はフーリガン締め出しの規制もあって、登録した人間でないとチケットが買えないクラブが増えました。
この登録もフルハムのように無料のところもあれば、アースナルの様に登録メンバーのクラス分けまでして(しかも一番安くても年間30ポンドを払って)チケットを買えるかもしれない(?)権利を売っていたりもします。
Skyなどのデジタル放送も人気チームの放映は視聴率が上がりますから中継放送の権利は取り合い状態です。
先シーズンは毎週放映されていたアースナルの試合はオンリ選手(日本ではアンリ?)の移籍で今季はぐっと少なくなりました。

ティムちゃんと桃太郎君はアースナルのファンなので、今季は試合を見に行くことが多くなりそうです。
本物のファンはやっぱり出来るだけスタジアムで応援します。
でもチケットの値段(主に65ポンド)を考えると毎試合買うことの出来る人はごく僅か。
そこで「生中継されない試合をスタジアムまで観に行って、後はテレビで楽しもう」となります。
今季は生中継の試合が少ないのでファンの出費はかさみます。
ですから生中継が予定されている試合だとチケットの売り上げが少し落ち込みます。
エミレーツではそんな試合のチケットは普段の20%から30%くらいの値段で売り出してスタジアムを埋めようとします。
特にリーグ戦以外のチケットは10ポンドぐらいで手に入るときもあります。
9月25日の対ニューカッスル戦のチケットもそんな値段でしたから3枚手に入れました。
でもエミレーツまでの往復タクシー代と夕食のレストランを考えるとやっぱりフットボールはお金がかかります。
フットボールはイギリスではワーキングクラスのゲームです。
お金があってもフットボールの話題で盛り上がっていたりすると「お里が知れる」ことになるのが階級社会というものです。
ティムちゃんはそこのところの使い分けが上手くて、ミドルクラスのお友達との会話にはローズ(クリケット場)やクイーンズ(テニスクラブ)トウィッケナム(ラグビー場)の出来事、オフィスの人たちにはエミレーツの話とちゃんと使い分けています。
フットボールを観に行くのは外国人のお友達か家族と行くだけ。
イギリスってやっぱり奥が深い。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

まゆみです^^
会社のフットサルチームにはいってるねん!まだまだボールがきたらこわいけど。。

Miki Bartley さんのコメント...

桃太郎君とティムちゃんとで公園で遊んだりする時もボールが来たら逃げちゃいます。
二人からムチャクチャ馬鹿にされるけど、痛そうなんだもん。
気持ちはすごく解ります。
がんばってね。