2007年12月17日月曜日

桃太郎君、ひとりで郵便局へ行く。


桃太郎君の学校はお休みがとても長くって、先週の金曜日の午後からクリスマス休みに入りました。
来年の2週目までのんびりです。
今日ものっそり起きてきたのは10時少し前でした。
すいている朝のうちにお買い物を済ませたかったので、起きたばっかりの桃太郎君に声をかけました。
「マミィのお買い物お手伝いしてくれると、とってもうれしいんだけど。」
どんな答えが返ってきたと思います?
「えーっ、僕行きたくないよ。疲れているんだもん。」

今起きたばっかりで何言ってんの???
それがお母様に対して言う言葉???

でもけんかするのもイヤなので、ここは冷静に・・・。
「あのね、桃太郎君、クリスマスカードとか要るって言ってたでしょう?
マミイと一緒に来て自分で選んだほうがいいんじゃない?
ウエイトローズにも行かなきゃ行けないし、マミイはたくさんお荷物もてないのよ」

普通はこんな感じで大丈夫なんだけど、今日はだめでした。
「後でいいじゃん、何で今行きたいのさ!!!」
「朝のほうがすいているから、人ごみは嫌いなんだもん」
「あーっもう!!!行きたくないっていってんじゃん!!」

まるでドラマに出てくるティーンエイジャーそのもの。
頑固で融通が利かなくて、わが子ながら「お馬鹿」と思うことは時々あるけれど、クリスマスまで10日をきっているときにお母様に逆らうほど馬鹿な子だとは思いませんでした。

だんだんこっちも頭にきて、「じゃあ一人で行くからもういいわ。桃太郎君がマミイの事を考えてくれないんだったら、マミイだって桃太郎君のことなんて一切考えないことにするから!!!プレゼントだってもう期待しないほうがいいわよ。ティムちゃんにも買わないように言っちゃうから!!」

言った時は思わなかったけど、こうやって文にすると、私もお馬鹿みたい。
でも子供が逆らってくるなんて耐えられない!!(別に子供じゃなくてもイヤだけど)

思いっきりドアを閉めると彼があわてて上着を持ってドアを開けてきました。
「そんなに言うなら行けばいいんだろー、行くよ行くよ。」
「来たくないなら来ないで頂戴。」

そこで一人でお買い物をしてぷりぷりして帰ってきました。
当然桃太郎君のカードは買ってきませんでした。

「僕はカード、どうすればいいの?」
「そういったことを考えてから、マミイに逆らうかどうか決めなさいね。カードだけじゃないのよ。切手だって自分で買いに行きなさい。」
「僕一人でお買い物に行けないよ」
「だから朝連れて行ってあげるって行ったでしょう?
これからはなんでも一人でやってね。マミイはラクチンでうれしいわ。」

そうは言ったもののやっぱりかわいそうなので、(買わないけど)お店には一緒に言ってあげることにしました。
でも郵便局はおうちの前なので、ここで切手くらいは自分で買えるでしょう。

「買ったことないんだもん、何買っていいかわかんないじゃん!」
はじめはいつまでもぶつぶつ言っていましたが、そのうち覚悟ができたみたい。
「お金はいくら持っていけばいいの?」
何枚欲しいか考えなさい。
「切手っていくら?」
カウンターで聞きなさい。ファーストとセカンドがあるから。
「セカンドって何?」
安いサービスのこと。自分で考えて選びなさい。
「いくら違うの?」
自分で聞きなさい。

そのうち用意ができたみたいでドアの閉まる音が聞こえました。
しばらくするとうれしそうな顔で帰ってきました。
「マミイ、3ポンドちょっとだった。」
いったい何枚買ってきたの?
「11枚、ファーストクラスを買った。」
私には昨日30枚以上出すって言ってたくせに。

まあいい経験になったかな?
これからは素直にお買い物についてくるかな?

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ははは、みきさ~ん、悪いけど笑っちゃった!桃太郎君、うちの娘と同じですよ。ティーンエイジャーそのものですね。家の娘も最近は一緒に買物に行きたがりません。機嫌も悪いしねぇ~。同級生のお母さんも娘はいつもグラウチーだって言ってました。
そしてみきさんの対応もおかしくて笑っちゃいました(失礼)。でも私も似たような対応してるんだろうけど、自分では気付きにくいですね。そろそろ子離れの準備も必要?
でもちょっと淋しいですね。ダンナにはもうそれ程情熱かけられないし…(爆)。

匿名 さんのコメント...

どこの家もおんなじだわ~って、↑上の方と同じく笑いました。
うちの娘もなかなか買い物に付き合ってくれません。わたしの場合、買物はいつも車ですが、冬はカートが使えないので、お米とか、ネコのトイレ砂とか車に、はこんでほしいんです。体も大きくて力もあるので、助かるのに。
そしてたまに、ついてくるとカゴの中にいろんなほしいものを、放り込んでます。あ~高くつく。
一人っ子だとどうしても、目が行き届きすぎ?てだめです。夫はお世話好きで娘にはとても優しいし…
今週末から25日間の冬休みが始ります。
また、自由研究を夫が手伝うのかしら~

Miki Bartley さんのコメント...

Yogacatさん、
えー、そちらもそうなんですか?
うちだけじゃないんですね、ホッとしたりして(笑)。

タマに「私がオトナゲないのが彼の性格形成に良くない」とか意見して来る人もいるので。

子供って親に逆らうのは成長過程のひとつっていいますけど、最近何にでも文句を言うようになって閉口してます。

しばらくしたら収まるかしら?
確かうちの子と同じくらいの年でしたっけ?
一人っ子ですよね。
この年頃って相手にもしてくれないなんていう人もいますが、それよりはましなんでしょうか???

Miki Bartley さんのコメント...

あら、Rossoさんのところも一人っ子なんですね。
さすが北海道は冬休みが長いんですね。
私は大阪なので2週間ぐらいしかなかったのを覚えています。

自由研究なんて面白そう。
この手のものって結局必ず親が手を貸すのでビミョーに楽しいですよね?
私も桃太郎君の生物の宿題で細胞のモデルを作ったり、Tシャツのデザインコンペティションで絵を描いたりしたことがあります。

特に小学校のときは他の親もすごくって、もうこれはどう見ても子供の作品じゃないってバレバレのものばかりずらりと並んでいました。
暇な親の多いエリアだったせいもあるけれど、エスカレートしすぎて学校から少しお言葉があった後は少しましになったようです。