2009年12月16日水曜日

イギリスのクリスマス

「師走」です。
日本語って、本当に面白い。
字面で雰囲気をこれだけ伝えられるなんて。
もうあっという間に、そんな12月も半ばになりました。
毎日がとても忙しくって、ゆっくりコンピューターの前に座る時間がありません。
おまけに書きたいこととかが、クリスマスプレゼントに関することだったりするので、もし桃太郎君とかティムちゃんに読まれちゃったら台無しになっちゃう。
クリスマスまで、あと10日ないなんて。

この間、私と同じようにイギリス人のだんな様がいる、日本人のお友達Eちゃんとおしゃべりをしていました。
で、クリスマスの話になったんだけど、彼女はそんなにクリスマスが楽しみではないみたい。
というのも彼女のだんな様は。あまりロマンティックな人ではないからです。

彼が去年のクリスマスにEちゃんに贈ったプレゼントは、なんと「セルライトの本」
どうしてそんなものを奥様に贈る気になったのかというと、12月のはじめ頃にテレビか何かを見ていて、Eちゃんが「セルライトって怖いわ、ちっとも知らないから勉強しなくっちゃ」と言ったらしいのです。

とっても頭のいい人なんだけど、想像力に欠けるみたい。
コンピューター技師で、ケンブリッジ卒。
堅実だし、とても信用の置けるタイプです。
ティムちゃんとは正反対です。
ティムちゃんはメールすら自分で送ることが出来ないけど、日本語も出来ないのに、私が何を考えているか、簡単にあてることが出来ます。
「それで、どうしたの?」と聞いたら、
「当然取り換えさせたけど、何が悪かったのかはわかってないみたいだった」

「プレゼントを開けた時に、その本で殴ってやろうかと思っちゃったわ」というEちゃんですが、彼女は毎年だんな様の実家でクリスマスを過ごします。

「ステキじゃない、田舎のクリスマスなんて」と私は思うのですが、お嫁さんとしては楽しいばかりでもないようです。

イギリスのクリスマスは、日本のお正月のように、家族や親戚、お友達が集まります。
どんなクリスマスを送るかは、その人が子供のときにどんなクリスマスを送っていたかによるようです。
ティムちゃんはかなり年の離れた末っ子、お姉さんとお兄さんの3人兄弟です。
家族で生き残っているのは、今はもうお兄さんだけです。
いつも子供の頃の話をしてくれて、特にクリスマスをどんなに楽しみにしていたか、どんな風だったか話してくれます。
昔はツリーに本物のろうそくを灯したこと。
高価なものではなかったけれど、プレゼントがたくさん用意されていたこと。
とても食べきれないくらい、お料理がテーブルに並んだこと。

だから、我が家のクリスマスは、ティムちゃんの子供の頃の再生です。
もちろんろうそくをツリーに灯すのは、危ないのでやりませんが、食べ物やプレゼントは山のように用意します。
数があれば、開けるだけでも楽しいので、いろんな物を買ったり作ったり。
これは近所にある「ポタリーカフェ」で。
お皿やマグに、いろんな絵を描いて焼き上げてくれます。
去年はティムちゃんと桃太郎君にそれぞれマグを作りました。そんなこんなで我が家のツリーの下には毎年100個以上のプレゼントが集まります。そして、ツリーのてっぺんにいるのは、天使ではなくって、サンタクロースなのです。

2 件のコメント:

ゆき珠 さんのコメント...

大量のプレゼントを開ける時も楽しいかもしれないけど、プレゼントを選んでいる時も楽しそう♪

我が家はクリスマスではあまり盛り上がらないんですが…
それでも家族で過ごす年中行事って、本当に大切ですよね。
お金を沢山掛けるとか、何とかというのではなく、家族でワイワイ楽しんじゃう!というのが凄く大切。
うちは年越しそばを食べてから、年越しの花火でバカ騒ぎをして(花火を打ち上げながら、シャンパンのラッパ飲み)、それからお日様が出てくるまでワイワイ、ワイワイっていうのが家族のお祭みたいになってます。

今年はどうなるかな?

miki bartley さんのコメント...

ゆき珠さん、こんにちは。
私は断然選んだり作ったりしている時のほうが楽しいです。
お買い物に行ったら、用もないのにいろんなお店を覗いて、ついまた買っちゃうのは、この時期ならではの楽しさです。

我が家ではお正月は地味なんです。
ちょうどゆき珠さんのところと逆ですね。

年越しそばなんて、子供の時に食べたきりです。