2011年1月24日月曜日

女性差別

昨日のリバプール対ウルフの試合(プレミエリーグ)に、女性のラインズマンが起用されていました。
長い髪をポニーテールにしていたので、私もテレビで試合を観ていて、すぐに気がつきました。
「あ、ティムちゃん、女性のラインズマンだ」
「あ、ほんとだ」
我が家ではそれだけで終わったのですが、今朝のニュースはその話で持ちきり。
なぜかというと、生中継がスカイで中継されていたのですが、人気スポーツキャスターのアンディーグレイとリチャードキーズが、マイクが入っていたことに気がつかず、女性差別発言をしたというのです。

まず、ラインズマンの一人が女性だと気がついたリチャードが
「誰か、あそこへ降りていって、彼女にオフサイドのルールを説明したほうがいいんじゃない?」
そしてアンディーはそれを受けて
「信じらない、女性のラインズマンなんて。女性はオフサイドのルールがわからないのに」
リチャードが続けて
「もちろんわかってないよ。これは今日、大ごとになるぞ。(リバプールのマネージャーの) ケリーが怒りだすぞ。でもこれ(女性のラインズマン)初めてじゃないよね? 前にもあったような・・・?」
英語で読みたい人は、デイリーメイルの記事をリンクしておきます。
それが朝の話。
夕刊紙では、二人はクビになったとかいう様な記事が出ていましたが、この二人、かなり人気者なので、そこまでするかな?
今日のニュースでも、いろんな意見が飛び交っていましたが、個人の意見の表現の限界について、とても考えさせられました。
「マイクが入っていないと思っていた」といったミスは、イギリスではよくあります。
いつだったか、当時首相だったゴードンブラウンも、失言問題で話題になりました。
その時もブログに記事にしました。

公の場に立つ人が、発言内容に注意しなければいけないのはもっともですが、オフレコのはずの会話を、魔女狩りのように槍玉に挙げるのはどうかと思います。
まともな常識の持ち主なら、彼らの発言は程度の低いジョークとして、彼らの品位は落とすとしても、目くじらを立てるほどのものではないと思います。
「言っちゃいけないけど、そう思う」
そのほうがよっぽどキケンだと思うんですが。

そんなことを考えながら、今日はピカデリーでガイド仲間の勉強会があったので、列車の中で新聞を読んでいました。
目を引いた記事。
ミュンヘンの歯医者さんが、歯医者嫌いの患者さんの気をそらせるために、胸の大きく開いた制服を起用して、男性患者の数が30%上昇したというもの。
読んでいた新聞はロンドンメトロ。
その記事をリンクしておきます。
写真はメトロから借りました。この歯医者さんは、オクトーバフェストで、鼻の下を伸ばしている男の人たちを見て、このアイディアを思いついたそうです。
なんか、健全なのかそうじゃないのか迷う内容ですが、これを読んでも、私はいやな気持ちにはなりませんでした。
でもこんなことも、気になる人はなるんだろうなー。
なんだか難しい世の中だなーと思います。

2 件のコメント:

rotenmeier さんのコメント...

歯医者さんもイケメンの方が流行るでしょうから、これぐらいはありだと思います。人気が出たなら、この歯医者さんビジネスセンスがあったということか。コスプレはどこの国でもあたる、のかしら。メイドカフェを編み出した国の国民がこの程度を批判することはないと思います。

miki bartley さんのコメント...

ロッテンマイヤーさん、こんにちは。
普段はふーんと済ませるタイプの記事なんですが、たまたま朝から職場での女性差別のことを、どのメディアでも報じていたので、比べる意味でも載せてみました。
こういった記事を目にすると、ドイツってイメージよりも堅くない国なんだなぁっておもいます(笑)