2011年7月12日火曜日

Red Fort

今日は、ティムちゃんがジャーミンストリートにお買い物に行くというので、一緒について行きました。
ジャーミンストリートは紳士用品店が並んでいます。
どのお店にもセールの文字。
テーラーに行く用事があったのですが、お店の人が「さっぱり不景気だ」とこぼしていました。
お買い物が終わった後、お昼を食べようとソーホーまで歩いて、お気に入りのレストラン「Red Fort」へ。
ここは、お向かいにカールマルクスが住んでいました。
昔は貧民街だったところです。
ディケンズの小説、二都物語でも、この近所(50mくらい北)のソーホースクウェアーに貧しいマネット親子が住んでいた設定になっています。
現在ではこのあたりは歓楽街の一部で、怪しいお店の間に、レストランやバーなどがひしめき合っているところです。
Red Fortはインド料理。
といっても結構上品な部類のインド料理です。
数年前、火災でしばらく閉めていましたが、またきれいになってオープンしました。

私はどちらかというと、前菜をたくさんの種類食べるほうが好きなのですが、ティムちゃんは(インド料理は特に)前菜をあまり食べたがりません。
前菜、メインなんて食べ方は、カレーを食べに来た雰囲気がしないんですって。
そこで、前菜は取らずに、メインだけいくつか持ってきてもらいました。

これはおつまみで最初に出てくるポポドム。
横のソースみたいなのは、上からマンゴ、パパイア、タマリンドです。
どれもちょっと甘め。食べ終わったころを見計らって、メインが来ました。
これは「BAINGAN MIRCHI KA SALAN(Baby aubergines with whole chilli in peanut, sesame & tamarind sauce)小茄子とグリーンチリのカレー」
これ、前に食べた時はもっと甘かった記憶があるんだけど、今日はどちらかといえば苦味があった。
何でかな?これは「KHARGOSH ACHAARI
(Rabbit laced with mustard, tempered with fennel & onion seeds)ウサギのカレー」
クセもないし、誰でも好きな味だと思う。これは「NALLI ROGANJOSH(Scottish lamb shank in nutmeg, mace, cinnamon & bay leaf sauce)ラム・シャンクのカレー」
ラムのすねのところをじっくりと煮込んであって、いつも注文します。
こってりして、お肉が柔らかくて、あまり辛くありません。「BHINDI ASPARAGUS( Stir-fried okra and asparagus with coriander, tomato & green chilli)オクラとアスパラガスの炒め物」
これは、コリコリして、とてもおいしい。
前はこんなにソースがなくて、ざくろが入っていたんだけど、季節で変わるのかもしれない。
今日は、ワインを少し奮発して、バーガンディーの赤を選びました。
Gevrey Chambertin ドメイン名は忘れました。
まろやかで、品があって、10年位前のヴィンテージなんだけど、まだ、フルーツがちゃんと残っていました。
ボルドーと違って、バーガンディーは古いヴィンテージは美味しくないこともあるので、開ける時はちょっとドキドキ。
これは合格。
ごちそうさま。

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