2012年4月3日火曜日

オリンピックサイト公認ガイド

昨日、ロンドン2012(オリンピックサイト)ガイド資格試験に合格したとメールでお知らせが入りました。
試験は全部で115問。
半分くらいの質問は以前ここに出したクイズみたいなものです。
でも写真を見て、建物の名前を答えるものもあったし、各競技場の興味深い点を3つ書きなさいとか、オリンピックがニューハムに与えた影響を述べよとかもありました。

ところで「近代オリンピック」というのは、たくさんのスポンサーがお金を出しているから成り立っているので、そのためにスポンサーの保護という面ではいろいろ細かな気遣いが見られます。

例えば現在イギリスで1番人気のコンサート会場は?といえば「O2」です。
ここは西暦2000年をお祝いするための特別会場「ミレニアム・ドーム」だったものを改装して作られました。
でも「O2]というのはイギリスの携帯電話の会社名。
オリンピックのスポンサーではありませんから、いろいろな所で社名が出るのは、他のスポンサーに対してフェアではないので(!!)オリンピック中は「ノース・グリニッチ・アリーナ」という名前で呼ばれます。
また、ビザカードがオフィシャルスポンサーなので、オリンピックパーク内では現金かビザカードしか使えません。
パーク内のレストランはマクドナルドのみ。
マクドナルドはパーク内に4店舗あって、その最大のものは1500人のキャパを誇ります。
飲み物はコカコーラの会社の物だけしか名前を出せません。

ボランティアの一部はブランドテロに備えているそうです。
ブランドテロというのは、ブランドの派手な名前などを体に描いて、いっせいに服を脱いで公衆にアピールしたり、おそろいのシャツにブランド名などを描いて大勢で集まって注目を浴びようとする行為のことです。
専門のボランティアが不審な人物やグループを通報するそうです(笑)

ただ、常識がブランド保護を覆した例もあります。
このロンドンオリンピックは、「グリーン」なオリンピックを謳っていて、公共の乗り物を利用することを目指しています。
自転車も大歓迎なのですが、ロンドンの貸し自転車はバークレー銀行がスポンサーで、各自転車にバークレイの名前が入っています。
そんな自転車がオリンピック会場にやってきたら、スポンサーのロイズは面白くありません。
そこでオリンピック会場には貸し自転車乗り場を作らない予定だったのです。
でも、そんな馬鹿な話は本末転倒だということで、結局ドック(乗り場)を作ることに落ち着きました。

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