2012年10月27日土曜日

Tatton Park

今日は、秋晴れのイギリスから、ステキなお庭を紹介します。

マンチェスターから30分くらいのところにある、Tatton Park(タットンパーク・リンクします)です。

ここは、エガートンという名前の貴族が、約400年持っていた地所。
だから、観賞用のお庭の部分もあれば、実用的な部分もあります。
例えば菜園。

これ、何だかわかる?
クリスマス料理には欠かせない、芽キャベツです。
最近、スーパーマーケットでも、茎についたままの芽キャベツが見られるようになりました。
70cmくらいある茎のてっぺんには、こんな風に、広がった状態のキャベツが乗っています。

こっちはちりめんキャベツ。
英語では「サヴォイ・キャベツ」と言います。
もちろんキャベツ以外にも作っています(笑)
ただ、写真を整理したら、それ以外のものが、よくわからなかったので・・・。

トピアリー(刈り込んだ樹木)もあります。
手前はバラなどが植えられた、ウォールガーデン。

朝早かったので、気温がまだ低い。
前日の雨の残りなのか、茅葺屋根から蒸気が上がっているのが見えました。
1時間後くらいに戻ってきたら、すっかり普通になっていました。
このハット(小屋)は、旅行が大好きで、アフリカにも領地を持っていたエガートンさんが、
その地を懐かしんで作らせたそうです。

外国原産の木も多く植えられていました。
これなんて、1m以上あるんです。
この写真じゃわからないかな?
トトロが傘にできるくらいの大きさ。

大きさは全く違うけれど、形が似ているので「ジャイアント・ルバーブ」という名前。


タットンパークのお庭は約50エーカー。
50エーカーが、どれくらいの広さかって言うと、日比谷公園が40エーカー。

昔、1エーカーは、牛1頭が1日(朝から夕方まで)で耕せる広さだったそうです。

タットンパークのお庭の中でも1番の自慢は日本庭園です。

きれいでしょう?
ちょうど、朝日が差して、紅葉もステキ。
この日本庭園は、ロンドンでの初めてのオリンピック(1908年)の2年後に、
会場のホワイトシティーで催された、アングロジャパン展示会がきっかけだったんですって。

そこを訪れた当主が、日本の庭に魅力を感じて、日本人の庭師たちを雇って作りました。

お茶屋がテーマになっていて、ヨーロッパで一番と評価されているそうです。
写真は撮らなかったのですが、鶴(置物)とか、お稲荷さんまでいました。

広々とした部分には石楠花やつつじもたくさん植わっていたので、季節には見事でしょうね。
邸宅の南側を見ています。
そして、そこからの眺めは、ヨーロッパの幾何学ガーデンの向こうに、イギリスらしい景色。
ガーデン以外にも、約1000エーカーの土地には、放牧地や果樹園などもあります。

次に紹介する邸宅内(リンクします)の観光もあわせて、ゆっくり1日どうぞ。
チェスターかマンチェスターに宿をとって、のんびり訪れるのがお勧め。

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