2013年1月17日木曜日

倒産!

先週は桃太郎君のお誕生日でした。

お友達を何人か招待して、おうちで小さなパーティーをしました。

といってもティーンエイジャーのパーティーですからカジュアルなもの。
私たちは、食べ物と飲み物を用意しただけ。

おまけに「パーティーの間はおうちにいないほうがいいんじゃない?」
という桃太郎君の意見に従って(笑)ティムちゃんと私はディナーと映画の夕べを楽しみました。
映画を入れたのは、ディナーだけだと時間が短すぎるから・・・。

プレゼントには、カメラ用の三脚を買いました。

桃太郎君は、既に2つ持っているのですが、もっといいのが欲しいそうです。

といっても、おねだりをしていたわけではなくって、ティムちゃんとの会話の中でさらっと。
プレゼントって、何がもらえるかわからない方が楽しいし。

ティムちゃんは、3脚を買おうと決めてから、いろいろネットでリサーチをして、カーボンファイバー製の3脚に決めました。

三脚って、何であんなに高いんでしょうね。
買い替えの頻度が少ないからかなぁ?

ティムちゃんが選んだモデルは、軽いので持ち運びが楽なこととがポイントだそうです。
レビューも結構よかったのですが、桃太郎君が欲しいモデルかどうかは分かりません。

そこで、簡単に交換ができるように、Jessop というチェーンのお店で購入しました。
ここは、カメラ用品の専門店で、30日以内なら、返品や交換に応じてくれるのです。

ところが、ですね。
このジェソップのチェーンが、お誕生日の数日前にアドミニストレーションに入ったのです。

日本とはシステムの違いもあるので、正確ではないかもしれませんが、平たく言うと倒産。
直訳すると「管理会社が指定され」て、会社の整理をするわけです。
イギリス中の支店とウェブのショップは、この発表の2日後に全て閉めてしまいました。

そこで、残念ながら返品と交換は不可能になってしまいました。
プレゼントを開けた時の桃太郎君は、ちょっとフクザツな心境だったみたい。
どうやら、重くてもいいので、アウトドア用のしっかりした三脚が欲しかったんですって。
でも「今もっている三脚よりいいモデルだから、うれしいよ、ありがとう」と言ってくれました。

私たちなんかはまだいいほうみたいです。

ジェソップのサイトを見ると(いつまで見られるか分からないけどリンクします)
商品券はもう使えないみたいだし、写真の授業コースなんかも返金できないそうです。
多分クリスマスにプレゼントした人、多いんじゃないかなぁ、かわいそう。

最近、ロンドンでも、たくさんのレストランが倒産しています。
それだけ不景気なんだろうな。

お友達がマネージャーを務めていたレストランも、クリスマス前に突然閉めてしまいました。
朝、出勤したら、お店にベイリフ(bailiff)がいたんですって。
ベイリフって、日本語でなんていうのかなぁ?
お金を借りている人のおうちや会社に出向いて、そこにある物品をもっていく人たちのことです。
レストランだったら、テーブルとか、アートとか、食器類や食材も?

お友達、クリスマス前のこの時期、ランチもディナーも予約でいっぱいなのに、大変そうでした。
パーティーの予約なんかは、オーガナイザーもキャンセルされて困っているだろうに。

でも会社が倒産して困るのは、お客様だけではありません。
働いている人はもちろんだし、そこと取引のある会社も。
倒産が宣告されて、資産などの目録が作られたら、その売却が計画されて、必要な支払いに充てられます。
納入した商品の支払いなんかは、リストのかなり最後の方らしくって、大体泣きを見るそうです。
小さな会社だったら、そのロスのおかげで連鎖倒産もありえます。

昨日もレンタルビデオショップ(懐かしい響き!!)で一世を風靡したBlockbuster や、レコード屋HMV が、管理会社を指定しました。
ハイストリートから、おなじみの名前がどんどん消えていっています。



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