2013年7月16日火曜日

ウィンブルドンのツアー

 この写真はウィンブルドンのセンターコート。

たまにテニス好きのお客様を、ウィンブルドンにご案内します。
時間が少ないとき(1時間以内)は、テニス博物館をざっと見るだけ。
でも2時間以上時間が取れるのなら、ウィンブルドンのツアーがお勧め。

これはブルーバッジガイドによるツアーで、クラブで決められたコースを歩きます。
今年のウィンブルドンは、スコットランド人のアンディーマリーが優勝しました。

イングランドでは、いいことがあると、スコットランド人のことをブリティッシュと表現します。
で、嫌なことの時は、スコットランド人。
とても都合がいい(笑)

77年ぶりに男子のシングルスで、ブリティッシュが優勝。
次回はいつになるやら・・・

私はウィンブルドンのツアーはやりません。
いろんな国の人が参加する混載タイプなので、英語のガイドじゃないとダメなのです。
でも日本のお客様のために、英語の案内を訳したりすることはあります。

この間、ウィンブルドンツアーに参加したときは、ガイドの学校で同期だったパメラが担当でした。
彼女は住んでいるところも近く。
オリンピックや国会議事堂の追加資格でも、一緒に勉強した仲です。

この写真で彼女が案内しているのは第1コート。
ハウスガイドにはいろんな人がいるので、聞き取りにくい英語の人もいたりします。
でも、ブルーバッジガイドの場合は普通、問題なし。
ガイドの学校で、話し方などに問題があれば、合格させてくれません。
パメラの英語もとてもはっきりしているので、ツアーに参加している外国人も安心です。


 ウィンブルドンが、他のグランドスラムと違うのは、ここがプライベートのクラブだということ。
だから、ツアーの途中でメンバーがプレーしていたりすることもあります。

 ウィンブルドンは、クラブとしていろんなチャリティーを行っています。
これはその一環。
試合の途中に席を立って、もう戻ってこない時、チケットを入れる箱です。
そのチケットは、もう一度売りに出され、途中から見たい人が買うのです。
一番下のA.E.L.T.C というのは、全英ローンテニスクラブの略です。
つまりウィンブルドンのこと。

箱に入れなくても、出口でチケットをスキャンして、席を放棄することもできます。
そういったルールが書いてあるのがこの表示。
集まったお金は、基金を管理している銀行、HSBCが倍にして、チャリティーにまわされます。
今年のウィンブルドンでは、チケットの再セールで、何と30万ポンド以上が集まりました。


ついこの間までは、ヘンマン・ヒルとよばれた、スクリーンの出る丘。
今ではマリー・マウンドとよばれていて、ヘンマンがちょっとかわいそう・・・。
この丘から、 遠く、ロンドンの金融街まで見渡せます。

 このコートは18番コート。
 ここで2010年にあった試合が、これまでの歴史で一番長い試合だそうです。
3日間に渡る試合だったんですって。
スコアの最後、見えますか?
70 対 68!!!


これ以外にも、クラブの成り立ちだとか、興味深い話が盛りだくさん。
ツアーは混む時もあるので、事前予約がお勧めです。

ツアーの途中にはトイレがないので、カフェで済ませておくことを忘れずに。
1時間半強の行程です。





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2 件のコメント:

EMI* さんのコメント...

みきさん、お久しぶりです。

今年のウィンブルトンの優勝者は、イギリス人の方ということで、そちらはすごく盛り上がったことでしょうね。

さて、まだ先のことではありますが、
10月の4日、5日と、パリからロンドンへ娘と一泊旅行に出かけようと思ってます。
その際、もしご都合が良ければ、ロンドンの観光案内をお願いできないものかと思い、コメントさせていただきました。

4日のアパートは決まったのですが、まだユーロスターの切符はとっていません。

なにせ、初めてのロンドンということで、いろいろとわからないことが多くて、みきさんのサイトを参考にさせていただいてます。

また、詳しいことが決まりましたら、メールでご報告させていただきます。

こちらは、ようやく梅雨も終わり、そろそろ夏本番ってとこです。

ロンドンの気候はどうでしょうか?

miki bartley さんのコメント...

EMI* さん、こんばんは!
おひさしぶりです。
ロンドンはここ1週間ほど夏日が続いています。
30度を超えることはめったにないイギリスで、ロンドンっ子たちはみんな夏を謳歌しています。
10月なんて、もうすぐですね。
予定しておきます。
詳しくはメールでお願いします。