2014年9月5日金曜日

ロンドンのおうちの値段

 私のお仕事は、一般の観光だけではなく、ビジネスのお手伝いだったりもします。

昨日はそんな日で、ロンドンの不動産物件をいくつか見て回りました。
不動産なんて、値段や建物のクオリティーだから、通訳なんていらないと思うでしょう?
でも、そのエリアの特徴とか、ガイドの要素を少し通訳の間に入れると、日本からのお客様には役立ちます。

今回の不動産はロンドンでもハイエンド(高級な)物件です。

まず一つ目は、有名なハロッズ百貨店のテムズ川沿いの倉庫だった建物を、20年弱前に立て直したマンション。
ハロッズビレッジとよばれて、その中にはいくつもの棟があります。
一番有名なのは「William Hunt Mansions」という棟。

そこのペントハウスを見てきました。


広い玄関ホール。
マンションの玄関ではなくて、ペントハウスの玄関です。

この物件で私が一番ステキだと思ったのは、ぐるり周りの360度がテラスなこと。
だから、まるで一軒家のような感覚なのです。
川沿いだから、もちろんリバービュー。
リッチモンド区のバーンズに建っています。
が、遠くシティーのビルも臨めました。


こちらはリビングルーム。
周りが全部窓なので、開放感があって明るい。
窓のいくつかはフレンチウィンドゥなので、テラスに直接アクセスできます。

寝室の数は5つ。
すべて浴室付です。

そしてこちらが主寝室。
サイズもほかのお部屋より広めです。

もちろんウォークインクローゼット付。
ここよりも狭いホテルのお部屋がロンドンにはいっぱいあります(笑)

ウォークインドレッシングルームを抜けるとお風呂です。
そしてそこからもテラスに出るドアがあります。

さてお値段です。
現在7.5ミリオンポンドですが、多分7ミリオンで 売ってくれるだろうとのことでした。
現在の持ち主はロシア人でイギリスの田舎に住んでいるそうです。
ロンドンに出てくるときに泊まる場所、と購入したそうですが、ほとんど使わないので売ることにしたそうです。
実際、彼が足を踏み入れたのは2年前だそう。

今回は投資目的での購入のお客様です。
なので、いったいここで家賃がいくらで貸せるのかは興味のあるところ。

多分1週間のお家賃は5000ポンドから6000ポンドくらいかなぁ?

この後は、ナイツブリッジのマンダリンオリエンタル横の物件を見ました。
残念ながら写真禁止だったのでウェブでご覧下さい。
「One Hyde Park 」
ベッドルームの数を選ぶとスライドショーで写真が出てきます。

1LDKの物件で7ミリオンポンド。
2LDKだと12ミリオンポンドでしたが、物件によってお値段はいろいろだそうです。

セキュリティーはばっちり。
ロンドンで一番と豪語していました。

他にもレジデント専用のスパやジム完備、お部屋のお掃除もルームサービスもOK。
ただもちろんサービスチャージ(共益費)を払います。
1平方フィート当たり17.5ポンドですって。
だから年間小さなフラットで45万ポンド。
1ポンド180で計算したら800万円くらいかな?

参考までにロンドンの不動産の平均金額を載せますね。
初めの数字が売家、2つ目の数字が借家の平均家賃(週)。
注意しないといけないのは、売家と借家が必ずしも同じ物件ではないということです。

ロンドンの平均 £797,385(£625pw)

東ロンドン £462,434(£426pw)

東中央ロンドン £1,006,558(£614pw)

北ロンドン £756,287(£453pw)

北西ロンドン £1,243,069(£745pw)

南東ロンドン £513,715(£393pw)

南西ロンドン £1,256,085(£820pw)

西ロンドン £1,440,593(£834pw)

西中央ロンドン £1,216,292(£690pw)

単純に数字だけ見ると、年間3-4%前後の利回り。
だけどもちろん経費などは入っていません。

ロンドンは古い建物が多いから、修繕費なんかもバカにならない。
ちゃんと下調べをしないと、不労所得はそれほど甘くないかも。


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