2017年6月5日月曜日

みんな、テロは怖いに決まってる! だけど、負けたくない…じゃあどうする?

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土曜日のテロ、本当に愕然。

場所は、ほんの数か月前に、私のお誕生日ということで家族でランチした場所です。

ニュースで報道された、犯人たちが警官に射殺された場所は、家族で食前酒のために立ち寄ったパブの前。
公共の場所と、パブの敷地を分けるためのパーティションを見た時にびっくりしました。
ご飯を食べたレストランは、ロンドンでも人気のレストランなのに、今日の時点では、まだ立ち入り禁止区域に指定されています。

これは12月の写真。
パブの内側から、何気なく撮った写真。

一昨日の夜、この前で3人の犯人が射殺されました。
鮮明な画像は出したくないので、犯人の部分はモザイクをかけました。



この事件が起こった時、私はティムちゃんとおうちで映画を見ていました。

本当だったら映画の後、真直ぐにベッドに行くはず。

それが、
「コーヒー淹れてくるから」
って、キッチンにティムちゃんが行った間、
ソファーに寝そべった私は携帯でFBをチェックしていて、
「ロンドンで何かあったらしいかも」
って、ニュースのチェックをしたのが事件を知ったきっかけ。

映画からニュースチャンネルに切り替えて呆然。


明け方まで事件のニュースを見ていました。


私、今週はほぼ毎日お仕事です。
ロンドンの観光地も含まれています。

今朝は地下鉄で中心地まで行きました。

ティムちゃんが公共の乗り物は危ないって。

「払ってあげるからタクシーで行きなさい」
そう言うんだけど、断りました。

だって、毎日タクシー通勤は持続可能じゃない。
ビクビクしながら生活したくないし。

今日、地下鉄で感じたこと。
vigilant

絶えず警戒するって意味です。


ロンドンの人ってあんまり他人のことを見ません。

でも今日は駅についてドアが開いたらみんな視線はドア。
普通は携帯とか本とか新聞から目を離さない人たち。
なのに、誰が乗ってくるかすごく緊張して見守っていました。

今のロンドンはこんな感じ。
でも、生活パターンは変えない。

強い意志を今日感じました。




土曜日のテロの英雄談が次々と報道されています。
また、パブから避難する人たちがビールのグラスを片手に避難する様子も、好意的に受けとめた報道があって、ロンドンらしいなって思いました。

こういったことがニュースに出るあたり、イギリスは健全だって思います。

最近、日本のメディアが公共性に欠けるといった危惧をあちこちで目にします。

私が目にする日本発信のニュースはかなり限られています。
なので、公平な目で見ることは難しい。

イギリスはテロの標的かもしれないけれど、メディアは自由です。

でも、そのために、メディアの一部がテロ集団の洗脳に役立つような情報の提供も野放しにしています。

自由を謳う人の気持ちはわかるし、有害なメディアの規制を考える人たちの気持ちもわかる。

結論が出ない話題だけど、考えることができる今日があることを感謝しています。

亡くなられた方や、けがをされた方、そのご家族やお友達のことを想っています。

明日はいい日でありますように。




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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

綴りが違う。正しくはvigilant

miki bartley さんのコメント...

どうもありがとうございます。
訂正します。